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お寺と地方公共団体の災害時応援協定(その3)

2013年10月22日04時

これまで、目黒区とお寺の協定について書いてきましたが、今回は、台東区の例をご紹介します。
台東区も、観光名所としても有名な浅草のお寺と、災害時の対応について、2012年6月に協定を結んでいます。
目黒区は補完避難所としてお寺が協力することになっていますが台東区の場合、帰宅困難者の受け入れに関する協定です。

数々の観光名所を域内に有する台東区では、全域では年間で4,000万人以上、浅草だけでも年間、2,000万人以上の人が訪れています。

さらに、上野、浅草という2つのターミナル駅もあり、東日本大震災の時には、域内に多くの帰宅困難者が留まりました。
万一、避難所が帰宅困難者であふれてしまうと、区民の避難もままならなくなるという恐れがあります。
 
一方、協定を締結したお寺も震災の発生直後、境内には大勢の観光客がいました。幸い、東京では交通網も徐々に復活し、一般の人がお寺に泊まり込まなければならないといった状況には至りませんでしたが、今後、大きな災害が起こる可能性の事を考え対策を検討していました。
こうして、同じ問題について考えていた台東区とお寺が、協力することになりました。
 
 
協定の具体的な内容としては、非常用トイレの設置と食料の備蓄です。
 
非常用トイレについては、災害時、電気や水道のインフラが止まってしまった時でも利用できるように、井戸水とディーゼル発電機で稼働できる水洗トイレの設置です。
このトイレ、通常は、電気と水道水を使っていますが、いざという時には、非常用電源でポンプを動かし、井戸水をくみ上げて水洗トイレを使用できるようになっています。
台東区が発電機を負担し、運用はお寺で、というかたちです。
もともと、観光地として大勢の方が利用するトイレ。お寺でも気持ちよく使えるトイレを用意していましたが、それを災害時にも利用できるようにしたというわけです。
 
このほか、避難者用の食料や水、毛布なども台東区で用意し、お寺が保管場所を提供しています。食料については、帰宅困難者が携帯しやすいように、クラッカーを用意しています。簡単に調理できる非常食や、缶詰の場合、水が入っているため重くなるし、また途中で開けたら食べきらなければなりません。その点、クラッカーであれば移動しながら食べて、余ったらまた袋を閉じて再び携帯できます。毛布もやはり、携帯することを考慮して、通常のものより軽く、かさ張らないものにしているそうです。
 
寺院運営研究通信 Vol.103より


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